平成12年9月8日
午後7時00分
東京都災害対策本部

            東京都災害対策本部の対応等について(第101報)

                    三宅島における当面の対応について

 本日午前7時から開催された現地対策本部会議等を踏まえ、今後、下記の対
応をとることになりました。

                 記

1 三宅村役場の機能移転
  現在、坪田地区が孤立している状況に鑑み、村役場の職員が、戸籍簿、出
 納簿等主要な簿冊とともに、本日の定期船(午後2時30分発「すとれちあ
 丸」)で竹芝に移動。村役場の東京事務所(竹芝)で業務を遂行。
  ただし、防災連絡要員として、現地には村長のもと最小限の村職員が残る。

2 現地での作業等
  現在、噴煙の状況を午前9時から午後5時まで東京都が要請した海上自衛
 隊のP3Cが上空から監視。
  これにあわせ、今後船外での作業は午前9時から午後5時の間に限り行う。

3 台風接近時の体制
  台風接近の場合は、島への残留者を最小限(20〜30名程度)に限定。
 これらの者について危険性が高まった場合は、現在、近海に待機している海
 上保安庁及び海上自衛隊の船舶等が救助のため出動する。
  さらに危険な場合は全員をホテルシップに退避させる。ホテルシップにつ
 いては、船舶運航者と協議し、下田等へ避難させる。

4 職員のローテーション
  健康管理の観点から、都、村とも現地職員のローテーションを適切に行う。