平成12年9月4日 午後9時15分 東京都災害対策本部 東京都災害対策本部の対応等について(第60報) 現地災害対策本部会議の決定事項について 9月4日午後4時55分から開催した現地災害対策本部会議での決定事項は下記のとおりです。 記 1 緊急時の避難方法について 別紙のとおり2 立入禁止区域の設定 三宅村は原則として都道の内側(山側)を立入禁止区域とした。 3 三宅島残留防災関係機関者数について 417人 内訳 船中泊 312人 島内泊 105人 島内泊の主な関係機関:三宅支庁5名、三宅村役場11名、警視庁25名 東京消防庁30名、消防団2名、東京電力15名 建設関係2名 (別紙) 緊急時の避難方法について 1 行動に当たっての徹底事項 グループでまとまって、あらかじめ現地対策本部に提出した行動計画に従い行動す ること。単独行動は、厳禁します。 行動する前には、必ず避難場所(避難マップ参照)を確認しておいて下さい。 2 現地対策本部は、測候所からの異常通報があった場合、次の方法により避難を指示し ます。 (1)村の同報無線を通じて「サイレン」を鳴らします。 (2)村の同報無線を通じて「避難指示」の放送をします。 (3)村の同報無線を受信できる受信機を必ず携帯してください。受信機は、ホテル シップ下船時に、各行動グループ毎に渡します。 3 通報を受けたときは、次のように行動して下さい。 (1)直ちに最寄りのコンテナシェルターか堅固な建物内に避難して下さい。 コンテナシェルター内には、エアーボンベ、水、懐中電灯、大ハンマー、軍手を 装備してあります。 (2)村の同報無線を通じて「行動再開」の情報を得た上で退避行動に移って下さい。 4 退避は、次のように行動して下さい。 (1)降灰や火砕流等火山活動が収まった段階で、人員を確認後、現地対策本部に電話 や防災無線で連絡して下さい。 (2)現地対策本部の指示に従い行動して下さい。 (3)漁港に避難、移動した場合は、避難者がいることを示す「白旗」を見やすい場所 に掲げて、最寄りのコンテナシェルターや堅固な建物で待機して下さい。 ★救助船が旗を確認し、すぐに救助に向かう場合は、「白色灯の点滅」 ★救助船が旗を確認し、状況が悪くしばらく待っていただく場合は、「赤色灯の点 滅」 (4)救助船または救援ヘリコプターが到着したら、速やかに乗船または搭乗して下さ い。 (5)各グループは、避難用車両(行動用の車両)を必ず随伴して下さい。