うすゆめ平塚班 報告

うすゆめ平塚班長/湘南ひらつか七夕インターネットの会ブース担当
永田雅人(ながたまさひと) 

開催前の準備について

 大変長らくお待たせしました。湘南ひらつか七夕まつりにおけるうすゆめの報告をさせて頂きます。
 今年50回を数えた湘南ひらつか七夕まつりでは、永田が属する「湘南ひらつか七夕インターネットの会」を受け皿として、企画を実施させて頂きました。同会では1996年から「インターネットで星に願いを」と称してインターネット上で願いごとを受け付け、それを有志の手で短冊に転記して平塚の街に飾ってきました。また昨年からは専用ブースを開設して、七夕当日に現地で願いごとの受付を行ったり七夕まつりの紹介をしたりしており、うすゆめに馴染む団体と考えてここで企画を行うことにしました。

 いざ受け皿にしたのはよかったのですが、同会の活動は七夕まつりの協賛事業となっており、既に2月の時点で会の活動内容が決まって、七夕まつりの主催である平塚市商業観光課に届けられていました。このため開催を目前に控えた6月の時点では計画内容を変更することはできず、また同会ブースは平塚市民プラザに休憩所・実行委員会の案内所・平塚警察署の現地本部と同居して設けられる関係上、有珠山の「色」を前面に打ち出すことはできませんでした。またトラブル防止のために募金活動の禁止が市から提示されました。

 この時点で他の協力団体を探して、うすゆめを前面に打ち出す手段もなかったわけではありませんが、協力団体探しに時間を割けないこと、うすゆめ開催場所取得が七夕目前で非常に困難であることを考慮し、また市民プラザが休憩所や案内所になっていて、七夕特設ステージを目前にしているために人通りが多く、有珠山のことをたとえ口コミであってもより多くの人に宣伝することができると考え、敢えて有珠山色を薄めて開催することを決断しました。

 結果として「うすゆめ joint with 湘南ひらつか七夕まつり」の看板を隠し、うすゆめの願いごと受付を湘南ひらつか七夕インターネットの会の企画の一つと位置付けることにしての開催となりました。


当日のブースについて

 今年の七夕まつりは7月7日(金)〜11日(火)の日程で行われ、七夕インターネットブースは8日(土)と9日(日)に開設しました。七夕初日の7日には台風が接近、祭企画が途中で中断され、数多くの竹飾りが降ろされることになり、翌日以降の企画開催が案じられました。台風接近の中、塚本さんと僕は、茅ヶ崎に居る塚本さんの知人宅の竹藪で竹を切り、ブース前に置いて事前準備を済ませました。

 翌早朝に台風大接近、とりあえず僕は全身雨具で防備した上で平塚へ、宇那木さんは予定通り夜行で平塚到着(実は僕が出発遅れた)、平塚で朝食をとっている間に晴れ空が戻ってきて、天候については一安心、七夕インターネットの名倉氏と合流して、企画準備が始まりました。
 七夕インターネットでもうすゆめでも要となる願いごと打ち込み作業ですが、これをバックアップする強力な味方として、湘南ケーブルネットワーク(SCN)の専用線が仮設され、ケーブルモデムが朝、SCNスタッフによって用意されました。これでインターネット回線を8ポート分確保、ハブ2台を用意してPC接続ができました。
 竹を立て、作業所・山晃央園のミニ飾り(成瀬産業の成瀬氏からのカンパ)や大妻女子大学から提供されたうすゆめどらやき飾りで見栄えをよくして、ブースの壁にインターネット経由で集められた七夕・うすゆめ願いを掲出してブースの準備は全て完了!菊池さんに七夕説明用のプリントを大量に用意してもらい、田中紙店から大量のケナフ短冊をいよいよオープンです。

 前述のとおり、うすゆめ看板を前面に打ち出すことができなかったため、七夕インターネットの宣伝チラシに有珠山ネットの話を少し入れて、有珠山ネットURLと宇那木HPのURLを掲載、これを配っていくことで有珠山の宣伝を口コミで広げるように図りました。
 ブースを開設している間は終始快晴で、大勢のお客さんがブースにも詰めかけたことから、10数人のステージも大忙し、インターネットの力を利用して次々と願いごとを打ち込んでいきました。

 結果としてうすゆめはインターネット経由とブース経由で160件ほどを処理、七夕側も1000件以上の願いごとをこなすことができました。
 企画内容からすると、うすゆめを十分に宣伝することはできませんでしたが、有珠山ネットのネット作業の真価が問われ、平塚ではその力を遺憾なく発揮してくれました。七夕インターネットのメンバーは大喜びでした。


写真はここからうすゆめ平塚うすゆめ