被災状況
・虻田町では噴火による噴石・火山灰・地殻変動・泥流から家屋の消滅や断裂、破損個数    戸。
・地殻変動により虻田町の上下水道施設に被害があった。
・噴火口の出現や地殻変動により国道230号線、町道泉公園線の主要幹線が不通となり虻田町本町と洞爺湖温泉往来が遮断した。
・地殻変動によりJR室蘭線、道央自動車道が不通。 家屋被害
・全壊家屋=14戸
・被災家屋=調査中 被害総額
・調査中
□被災地域の放送事情
○現在の放送体制
・テレビ=日本放送協会NHK、北海道放送HBC、札幌テレビ放送STV、北海道テレビHTB、北海道文化放送UHB、テレビ北海道TVH、計6局
・ラジオ=AM:日本放送協会NHK第1・第2、北海道放送HBCラジオ、札幌ラジオ放送STV FM:NHK-FM、エアーG、ノースウエーブ
・噴火前の3月28日、有珠山火山活動北海道災害対策連絡本部設置と同時に各社とも全力を挙げて噴火予報を克明に伝達。
・今回の噴火に際して沈着冷静に、一人の死傷者も無く行動できた背景には、被災した人々に対して噴火に関する情報が十分に届けられたことがあげられる。
○当時のテレビ、ラジオによる情報提供内容と地区のメディアの必要性
・有珠山噴火非常災害現地対策本部が定期的に情報を提供するシステムだが、報道の重点が広域対応のテレビ、ラジオでは被災した人々が直接ほしい情報とのギャップが生じている。
・約一ヶ月経った現在、噴火は終息の見込みはないが、被災者にとって当面の生活情報(仮設住宅の入居手続き、ライフラインの復旧の見通し、失職相談等など)が必要で、地区の災害対策本部の情報を適宜、的確に伝達する独自のメディアが必要になってきている。

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