いまやらなければならないこと。
一人っきりになっても、
三宅の仲間が近くにいるぞと知らせること。
みんなでやろうよ!!!!!

告白します。みなさん、聞いてください。

9・8 三宅島から消防団離任に当って言われた事です。

当日、青山副知事来島で、長期化の見通しのため、健康管理を視野に入れた、ローテーションの充実が必要。との防対会議の意向を受けて消防団長から発表があったばかり。(役割分担手配済み、待機中)

午前9:00
三宅村役場会議がありました。(船内会議)消防団長、高田部長(分団長代理出席)、各分団長出席
会議終了後。神着分団船室にて、内容発表がありました。(若干一名頭に血がのぼった状態)
当時、ノートに書き写したままに書きます。

内容(多少、粉飾あり。かんべん。忠実に書いているつもり。)
消防団員は不必要なため東京へ出てもらいたい。
阿古地区で住民が一名隠れていたことで、消防団を信用できない。
あとは信頼のおける警察と東京消防庁の職員に任せるから東京に出てくれ。

質問 今後、消防団召集の意志は?

答え 今後についても消防団を召集の意思は無い。上京して勝手にして欲しい。
ただ、今後必要性を感じたときに召集するから、よろしく頼む。

質問 消防団員が現在残っていることについては、村からの要請があってのことだが
上京するための船の切符はどうするのか?


答え 昨日、65歳の居座り男性は自費で切符を買って上京した。
当然、皆さんも自費で乗船券を買って上京してください。

質問 村の災対本部の意思か?

答え その通り。電話が使えないため、無線により指示を受けた。

とりあえず、この時点で消防団長以下、くびになりました。

村長、総務課長の弁明(三池港に移動後の)
本部と船内の連絡不足により招いた結果であり、皆さんには大変な迷惑をかけた。
本部からはそのような指示は出していない。誤解ということで、、、。 


との申し入れがありましたが、三宅島村長、総務課長、分団長に消防団員を辞めることを通知して上京してきました。
(何のために今まで、、、、寂しくて、辛くて、惨めでした!)
残った人もいますし、離任した人もいます。新たに参加した人もいます。
現在の三宅島は、指揮命令系統が麻痺しています。村に対しての信頼が置けないというのが本心です。

行動してもしかたが無い、言っても分かってくれない、と言うあきらめ気分が先に立っています。
でもこれでいいのでしょうか?

いいはずはない!

三宅村に要求します。私を三宅村の臨時職員として雇ってくれ。
金が無いのはわかってる。判断できないのもわかってる。

さっきやっと自分の寝床となるアパートに着きましたが、電気がつかない。水道が出ない。ガスがつかえない。一人暮らしの歳よりなんて、気が狂っちゃうだろうね。いまさらながら大都会で一人ぼっちになる恐怖を感じています。
俺たちはいい。当面やるべきことがあるから、そのことをしていれば一日が過ぎていく。
だけど俺たちを育ててくれた、歳よりはどうするんだ。村が助けずに誰がやる。

9・5 離島した職員はいったい何をしていたのでしょう。ある職員に聞きました。
Q あの後どうしてたの? A 1週間、お休みを貰いました。

まあ、役場の職員と言えども疲れているから、休むのもいいのかな。
でも、今日ここに来て(自分の都営住宅)、

前言撤回、ばかやろう。ふざけるな!

きみらが休むのは、バラバラに散っていって、不安に思っている全島民の安否の確認が済んでからだ。一軒ずつ自分の足で歩くことだ。こんな環境に、一人暮しの歳よりなんか置いといたら気が狂って死んじゃうぞ!

村長。早く助役人事を解決してくれ。議会。村民の意思を汲んでくれ。

村が出来なきゃ俺がやる!俺たち若いもんがやる!!
俺を雇ってくれ。村で出来なきゃ、都に頼んでくれ。
村をはじめ、俺たち若い者がやるべきことは、
なれない東京暮らしをしている村民の安心感を作ることだ!

一人っきりになっても、
三宅の仲間が近くにいるぞと知らせることだ!

みんなでやろうよ!!!!!

出来ない村なんかぶっ壊せ!悔しかったらやってみろ!壊した物は、また作ればいい!

今、この困難を乗り切るためにも、一つずつつぶしていこう。まずは自分の足で歩こうよ。

青山 敏行