義援金より義援人、義援金より義援米

 テレビやラジオで、伊豆諸島の募金活動が続けられています。
本当にありがたいです。
それに協力してくださる皆様、本当にありがとうございます。

 でも、昨日八王子の職員の皆様を見ていて、思いました。
今一番欲しいもの、それは、人です。

 肉体労働をするとか、ボランティアで何かしてくれる人、と
いうのではないんです。村の仕事を手伝ってくれる人が欲しいんです。

 ご存じのとおり、三宅村は、離島で、びっくりするような、ど田舎です。
みんな知った者同士で、村では、それなりうまくやっていました。

 でも、みんな東京に避難してきて、自分のことで精一杯。
一般の人も役場の人も議員さんも村長も、みんな無一文の避難民です。
しかも、仕事のプロがいません。みんな途方に暮れたままです。
このままでは、弱い者から、だんだん・・・・・。
消えてしまいそうです。

義援金じゃなくて、義援人が欲しい。
義援金じゃなくて、義援米が欲しい。

 どこにどう消えてしまうかわからないのが、お金。
弱い者にも強い者にも、平等に回ってこないのが、お金。
今日を不安に潰されそうに暮らしている者が、それを一番知っている。

 どうして、海外の国々を助けるときには、
お米や人材での援助をするのに、自国内では、それが出来ないのだろう。

 家では、今日、もらってきたお米がなくなりました。
スーパーでは、新米が出回ってしまい、お米の値段が上がってしまいました。
明日から3食乾麺になります。