Created on Sun 11-June, 2000 and last modified on Sun,11-June-2000 7:50am

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  • 有珠山の活動

火山噴火予知連絡会有珠山部会の岡田弘部会長(によると、これらの地熱活動が新たなマグマの活動による可能性は低いと。K火口群では、小規模なジェットの噴出とともに、噴石を飛散させる活発な水蒸気爆発を繰り返しており、N火口群でもわずかに火山灰を含む噴煙が観測された。火山性微動の震幅がやや大きくなっていますが、地震活動や地殻変動の傾向には特段の変化はみられません。

  • 11、12日に30分間の一時帰宅

 胆振管内虻田町は十日、有珠山の噴火で避難指示が依然出ている洞爺湖温泉街西側地区の一部百九十二世帯を対象に十一、十二の両日、三十分間の一時帰宅を行うと発表した。

 洞爺湖温泉街はほとんどが危険度の最も高い「カテゴリー1」で、西側地区の一時帰宅は六日の月浦寄りの十二世帯に続き二度目。今回の対象地域は前回よりも西山川に近く、噴火後初めて、七十四日ぶりに一時帰宅が実現する。

 一方、十九人が避難生活を送っている同管内豊浦町の豊浦町生活改善センターの避難所は十一日に閉鎖し、住民は旧ホテル・エイペックス社員寮などに移る。

  • 虻田・月浦地区で仮設140戸への入居開始

 有珠山噴火で、住民約二千五百人に避難指示が出たままの胆振管内虻田町で十日午前、同町月浦地区に完成した道の仮設住宅への入居が始まった。百四十戸が建設され、希望した百二十世帯すべての入居が認められた。同地区には住民の生活のため、病院や商店、学校の整備も進んでいる。

 虻田町内の仮設住宅への入居は、五月十日から始まった清水地区百戸に続き二カ所目。今月末には同町栄町八十戸の入居が始まる。

 一方、虻田町は十日午前、最も危険度の高いカテゴリー1地域の洞爺湖温泉町東側九十六世帯九十六人の一時帰宅を行う予定。

 また、伊達市と虻田、壮瞥両町の災害対策本部は同日、有珠山外輪山地区の避難指示を解除した。同地区に民家はなく、災害危険区域のため、解除後も関係者以外立ち入り禁止となる。

  • お米販売キャンペーン

有珠山の噴火でダメージを受けている地元の農家を支援しようと洞爺湖周辺で生まれた「きらら397」のお米販売キャンペーンが開始。 6日売り出された「JAとうや産きらら397」は去年、洞爺湖周辺で取れたお米です。袋には有珠山の噴火に負けず、復興に向かう住民らを応援するシールが貼られていて、10キロにつき100円が見舞金として被災地に送られる。10キロ入りで限定3千袋、3500円前後で販売。

  • 8日から避難住民に見舞金第3次配分

虻田町は8日から、5月28日時点で避難指示区域に自宅があった住民1947世帯、3621人を対象に災害見舞金の第三次配分を行う。 町は8日、各避難所と仮設住宅を巡回して配分し、九日以降は同役場窓口で受け付ける。問い合わせは同町福祉健康課(電)0142・76・2121へ。

  • 特割りきっぷ発売〜JR室蘭線再開記念

詳しくは→こちら

  • ANK臨時便運行

ANK(エアーニッポン)では、6月9日(金)と6月11日(日)に「丘珠〜函館」間に、1日1往復 臨時便の運航を予定。

運行ダイヤ

丘珠発  17:50 → 函館着  18:35

函館発  19:05 → 丘珠着  19:55

ただし、6月9日、11日のみ運航

  • 国道230号の交通規制を一部解除 道警

 有珠山噴火に伴う避難指示地域の一時解除拡大を受けて道警は3日午後3時半、国道230号の胆振管内虻田町入江202〜同町泉79の約400mと、同町洞爺湖温泉町192〜同町洞爺湖温泉町191(珍小島)の約400m、道道洞爺湖登別線の同管内壮瞥町壮瞥温泉1〜虻田町洞爺湖温泉町2の約200mの交通規制を解除した。

  • 道路通行止通行禁止規制区間  平成12年5月23日 午後08時00分現在

道央道  伊達IC〜豊浦IC

国道37号

※ 天候その他の状況により、規制内容が変わりますので、より詳しい内容をお知りになりたい方は北海道警察本部 交通管制センター電話 (011)251−0110(内)4267・4268までお問い合わせ下さい。

道道 洞爺湖登別線  

道道洞爺湖登別線は、12日の壮瞥町内避難指示全面解除を受け、不通区間が次のとおり縮小されています。

(12日9時以降)虻田町字洞爺湖温泉町144番地先(旧来の国道230号交点)〜

      壮瞥町字洞爺湖温泉1番1地先(壮瞥町・虻田町境界)

※ 上記のほか、今後の気象状況により、周辺の道路に通行止めなどの規制がかかることがあります。現場警察官の指示に従ってください。

  • JR

JRの詳しい運行計画は、こちらへ→http://www.jrhokkaido.co.jp/new/nusu2.html

交通関連の詳しい情報はこちらです

  • 二階道開発庁長官、テレビ会議に遅刻

 有珠山噴火の被災地と札幌、東京を結んだ九日の北海道観光対策テレビ会議は「地元の声が聞きたい」という二階俊博道開発庁長官の肝いりで開かれたが、当の長官は約三十分遅刻し、到着したのは地元発言がほぼ終了した後。遅れたのは政見放送の録画撮りがずれ込んだためで、被災者から「どっちが大事」との声が出そう?

 会議の開始は午後一時。長官は都内のNHKスタジオで政見放送の録画撮りをし、ぎりぎりで間に合う予定だったが、「一緒に録画する相手の到着が遅れ、録画終了が午後一時ごろになった」(NHK)という。

 結局、同庁会議室に到着したのは胆振管内虻田、壮瞥両町などの観光関係者や首長の要望がほぼ終わった同一時半前。三分ほどあいさつした後、一時三十六分、東京の観光関係者の発言中に席を立った。出席した地元関係者の一人は「私らの発言中、長官はいなかったが、要望は届いてほしい」とぽつり。

  • 有珠に火山研究センター、道活性化懇が提言

 有珠山噴火の打撃が心配される道内経済や観光の活性化策を検討する北海道活性化懇談会(二階俊博道開発庁長官の私的諮問機関)は九日、第五回会合を東京都内で開き、同会の有珠山対策チームが、有珠山周辺地域に火山活動を総合的に観測、研究する火山研究センターを整備することなどを提言した。

 同チームは観光、産業振興など四つのテーマ別チームの一つで、チーム主査の真田俊一道副知事が課題を提言した。

 提言は「復旧、復興対策」として(1)砂防ダムなど新たな国土保全施設の整備 (2)従来より安全な市街地を目指す創造的復興 (3)災害に強い交通基盤の整備 (4)防災活動の体制整備―の四項目を挙げた。この中で、火山研究センターのほか、エコ・ミュージアムなど火山資源を活用した新たな観光拠点の整備の検討を求めた。

 提言は「火山活動が終息に向かっている」との基本認識の上にまとめられたが、火山活動の推移によっては現在地での復旧のほかに、街の全面移転や一部移転の選択肢もあるとし、「地元の意向を尊重して検討すべきだ」とした。

 また将来の地域全体の復興計画を、伊達市など一市二町と道、政府が協力して早期にまとめる必要があると指摘した。

 懇談会は中旬までに全体報告書をつくり、二十一日に答申する方針。

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