Created on June,Sun. 4, 2000 and last modified on Sun,4-June-2000 8:30am
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有珠山の噴火に伴う地震活動の影響で、胆振管内壮瞥町の昭和新山山頂部で数本の亀裂が発生していることが3日、火山噴火予知連絡会有珠山部会の岡田弘部会長と勝井義雄北大名誉教らによるヘリコプターからの観測で確認された。 亀裂は長さ10〜20mで、南北方向に走っている。岡田教授によると、昭和新山にはこれまでも北海道南西沖地震など大きな地震の際に亀裂が発生しており、今回の亀裂もマグマの移動によるものではなく、3月31日の噴火直前までに頻発した地震によって生じたとみられる。
有珠山噴火の現地対策本部は3日、火口に近く、立ち入りが禁止されている胆振管内虻田町洞爺湖温泉街西側の道道洞爺湖登別線約800mで除灰作業を行った。降灰量は平均2〜3cm、最も厚いところで30〜40cmだった。
壮瞥町の洞爺湖温泉地区にあるホテル洞爺サンパレスは、営業再開。150人の宿泊客でにぎわった。6月初旬からの再開を予定していたが、町と観光業者が避難経路の確保など安全対策を確認したのを受け、再開を早めた。6月いっぱいは1泊2食で大人4980円。
JR北海道は6月1日から、有珠山噴火で見合わせていた室蘭線で特急の運行を再開するのに合わせて、札幌―函館間などで割引率の高い「特割きっぷ」を発売する。往復で普通車指定席を利用できるのが特徴。発売期間は5月25日―7月10日で、利用期間は6月1日―7月15日。札幌―函館往復は通常より41.8%安い1万円で、苫 小牧―函館往復は39.5%安い9千円。6 月1―7日はすべてのスーパー北斗、北斗を利用できるが、同8日以降は朝夕のスーパー北斗と小樽経由の臨時特急の列車に限定。 詳しくは→こちら
北海道新聞情報研究所は、有珠山周辺自治体を対象に「道新FAX(ファクス)サービス」の無料提供を始めた。発信者があらかじめ「情報ボックス」に入 力した情報を、ファクスで不特定多数の希望者に送信する仕組み。 利用はファクス011・700・5600をダイヤルし、音声案内に従って情報番号8800を押す。通信料は利用者負担。虻田町は1号として、一時帰宅の実施要領などを掲載した広報誌 「あぶた」の臨時号外(A4判、1枚)を入力した。 問い合わせは、同情報研(電)011・707・0345。
有珠山噴火に伴う避難指示地域の一時解除拡大を受けて道警は3日午後3時半、国道230号の胆振管内虻田町入江202〜同町泉79の約400mと、同町洞爺湖温泉町192〜同町洞爺湖温泉町191(珍小島)の約400m、道道洞爺湖登別線の同管内壮瞥町壮瞥温泉1〜虻田町洞爺湖温泉町2の約200mの交通規制を解除した。
道央道 伊達IC〜豊浦IC 国道37号 ※ 天候その他の状況により、規制内容が変わりますので、より詳しい内容をお知りになりたい方は北海道警察本部 交通管制センター電話 (011)251−0110(内)4267・4268までお問い合わせ下さい。 道道 洞爺湖登別線 道道洞爺湖登別線は、12日の壮瞥町内避難指示全面解除を受け、不通区間が次のとおり縮小されています。 (12日9時以降)虻田町字洞爺湖温泉町144番地先(旧来の国道230号交点)〜 壮瞥町字洞爺湖温泉1番1地先(壮瞥町・虻田町境界) ※ 上記のほか、今後の気象状況により、周辺の道路に通行止めなどの規制がかかることがあります。現場警察官の指示に従ってください。
運転を見合わせていたJR室蘭線の全ての列車が6月8日より通常運転となる。 ・特急「スーパー北斗」「北斗」は全て(11往復)室蘭線経由で運転。なお、当分の間全列車が伊達紋別駅・洞爺駅に停車する。 ・夜行寝台列車等は全て室蘭線経由で運転を再開する。 JRの詳しい運行計画は、こちらへ→http://www.jrhokkaido.co.jp/new/nusu2.html
レスキュードットネット有珠山ネット支援ステッカー販売開始→こちらから購入 |
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