Created on Sun, May. 21, 2000 and last modified on Sun,21-May-2000 06:45am

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  • 地殻変動は低下傾向だが・・・

金比羅山西側山麓(K火口群)及び西山西麓(N火口群)では、活発な噴火活動が断続的に続き、また、火山性微動が継続して観測されています。噴煙の高さはK火口群:白色   500m(17時00分) N火口群:白色   400m(15時15分) 。

  • 総決起集会

虻田町が20日、一日も早い帰宅を願い,総決起集会を開きました。集会は、避難所自治会や町議会で作る実行委員会が主催したもので、およそ1500人の町民が集まった。集会では、まだ一時帰宅さえできない避難住民が、「わずかな時間でもいいから我が家へ戻りたい」と訴え、洞爺湖温泉地区のホテル関係者は、従業員の雇用対策・運転資金の助成を国に求めて欲しいと要望。このあと「危険区域の見直しによる早期の避難解除」、「激甚災害法の早期指定」など6つのスローガンを採択。実行員会では、このスローガンをもとに今後,国などに働きかけて行くことに。

  • 無料電話相談

札幌司法書士会は22、23の両日、被災者のための無料電話相談窓口を設け各種相談(土地、建物、金銭貸借など)を受け付け る。両日とも午前10時−午後4時に(電)0120・013558へ。問い合わせ先は同会(電)011・281・3505。

  • 無人ヘリで種子散布

避難指示区域に指定され立ち入りできない虻田町泉地区の農地に雑草が生えるのを防ぐため、道は20日、無線操縦の無人ヘリコプター(江別と札幌の民間企業二社がヘリ3台をそれぞれ無償提供)で秋まき小麦の種子(全国農業協同組合連合会(全農)が1.5t分無償提供)を散布。

  • 集団移転含め検討

中山国土庁長官は19日、閣議後の会見で、集団移転の可能性も含めて今後の復興プランを検討することを明らかにした。国土庁は予算を組んで温泉街の設備の復旧や温泉の泉源の調査などに加え、移転地の検討にも乗り出す方針。洞爺湖温泉街の住民1240世帯は依然避難生活を強いられており、このうち、およそ540世帯がいまだ一時帰宅も出来ない状態。

  • 道が有珠山被災地復興に向け新組織

道は17日、有珠山噴火による被災地域の復興に向け、総務部防災消防課内に復興対策を担当する新組織を早ければ週内にも設ける方針を。避難指示が解除された地域について、当面の復興対策に向けた準備作業に着手する考え。

  • 一時帰宅時間延長

虻田町の入江、本町、かっこう台などの一部の地域(3578人)では比較的危険度の少ない地域で一時帰宅の時間が、これまでの2時間から 5時間に拡大。さらにこの地域では、マイカーでの帰宅が1台4人までに限って初めて認められる。住民らは通行許可証と防災無線を受け取った上で我が家へと。

  • 長万部避難所から移転

渡島管内長万部町の7避難所のうち4カ所を、虻田町内の虻田町本町のあぶたふれ合いセンターに集約する形で移した。残る3カ所も28日に胆振管内豊浦町と虻田町の豊浦ふるさとドームと虻田小体育館の2施設に集約する予定。 これに合わせて虻田町教委は今月末から虻田小で、虻田小、虻田中の授業を再開する。

  • 月浦地区に学校など整備

虻田町の洞爺湖温泉町について町は、洞爺湖畔の月浦地区に仮設住宅の他、学校や商店などを整備する方針を固めました。虻田町の洞爺湖温泉町は、有珠山の噴火で依然として避難指示が解除されるめどがたっていないため、仮設住宅が建てられる洞爺湖畔の月浦地区に来月中旬にも仮設の小中学校の校舎や病院、商店などを整備する方針。今回の整備はあくまで当面の措置であって温泉街の移転ではない方針。町では今後の月浦地区の整備のあり方について町民の意見を聴く懇談会を早急に開く予定。

  • 「とうやこ幼稚園」入園式

有珠山噴火の影響で園舎が被害を受け、休園していた胆振管内虻田町内唯一の幼稚園、とうやこ幼稚園(小倉サヨ子園長)の始業式と入園式が20日、仮園舎となる伊達市網代町の皆遵寺(かいじゅんじ)・同朋会館で行われた。 有珠山が噴火して以来、教師7人が各避難所を週4回のペースで回り、移動幼稚園を開いていた。 とうやこ幼稚園では今月分の保育料を無料にする他給食を導入して避難所暮らしの親の負担を軽減することにしている。

  • 仮設住宅追加

新たに約350戸の仮設住宅を胆振管内虻田町栄町地区など5カ所に建設すると発表した。供給戸数を上回る需要があったためで、今月20日ごろ着工し、早ければ6月下旬に入居できる。

  • 共同生活のためのグループホームも

知的障害者が共同生活するグループホームを15戸設ける。虻田町にある知的障害者更生施設「清水友愛の里」が管理するグループホームが避難指示地域にあり、自宅などに避難した五十四人に入居してもらうためで、同施設の敷地内に建設する。

  • 「FMレイクトピア」開局〜76.1MHz

虻田町は虻田町臨時災害FM「FMレイクトピア」を開局しました。周波数は76.1 出力30W コミュニティFMよりはるかに強く、地理的条件を考えても、噴火湾一帯に届くのではないかと思われます。皆さんの知りたい情報、知らせたい情報をどんどんリクエストしてください。電話 0142-76-3460FAX 0142-76-1415です。

  • 道路通行止通行禁止規制区間  平成12年5月17日 午前08時00分現在

道央道  伊達IC〜豊浦IC

国道37号

通常時は下記の通り

虻田町字旭町9〜伊達市有珠101

   19:00〜翌日5:00の間、通行止め(時間規制) 

※ 天候その他の状況により、規制内容が変わりますので、より詳しい内容をお知りになりたい方は北海道警察本部 交通管制センター電話 (011)251−0110(内)4267・4268までお問い合わせ下さい。

国道230号  

虻田町字月浦(道道洞爺湖虻田線交点)〜虻田町字入江38

道道 洞爺湖登別線  

道道洞爺湖登別線は、12日の壮瞥町内避難指示全面解除を受け、不通区間が次のとおり縮小されています。

(12日9時以降)虻田町字洞爺湖温泉町144番地先(旧来の国道230号交点)〜

      壮瞥町字洞爺湖温泉1番1地先(壮瞥町・虻田町境界)

※ 上記のほか、今後の気象状況により、周辺の道路に通行止めなどの規制がかかることがあります。現場警察官の指示に従ってください。

国道37号の通行は控えて!

伊達方面と豊浦・長万部方面をつなぐ国道37号の虻田町入江地区付近は 火口に近く、噴火に巻き込まれる危険性があります。不必要な通行は避け ましょう。

洞爺湖畔は狭い道道です!

洞爺湖畔を一周する道道はかなり狭く、カーブの多い道です。夜間通行止めの37号の迂回路に使用できるほど広くはありません。夜間迂回・噴火見物の為の通行は止めましょう。

  • JR

函館〜札幌間と東室蘭〜札幌間に、臨時特急を毎日26本運行。

長万部〜洞爺間(4往復)

長万部〜豊浦間(1往復)

東室蘭〜長和間(5往復)

東室蘭〜伊達紋別間(2往復)で臨時普通列車を運転 

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  • 善光寺の桜

有珠山の麓にある桜の名所・善光寺(ぜんこうじ)でも境内の桜がつぼみを開き始めています。5日ごろから少しづつ咲き始め、樹齢190年のエゾヤマザクラが岩の間からのびる善光寺名物「石割り桜」もすでに「5分咲き」となっています。この地域は避難指示は解除されていますが、有珠山噴火の影響で、今年は例年ほど花見客は見られないということ。善光寺の桜は今週末ごろが見ごろになるということ。

  • 支援ステッカー販売開始

レスキュードットネット有珠山ネット支援ステッカー販売開始→こちらから購入

  • 米飯運搬中事故

20日午前5時20分ごろ、伊達市南稀府町の国道交差点で、避難所など5カ所に朝食用の米飯約970人分を運ぶ途中トラックが乗用車と衝突した。伊達市内の避難所住民は約600人で、それぞれ代替食が用意された。

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