Created on Thu, May. 11, 2000 and last modified on Thu,11-May-2000 04:30am

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  • 地熱地帯拡大

有珠山の西山火口群で、地下のマグマの熱で地表温度が上がって蒸気が立ち上る地熱地帯が拡大していることが9日午前、上空からの観測で確認された。専門家は、火山活動が再び活発化する可能性もあるとみて今後、同地帯の温度測定などを行い分析を進める。 また、金比羅山火口からの噴石がここ数日、胆振管内虻田町の洞爺湖温泉街(400メートルから500メートルの広い範囲)に断続的に降っていることも分かった。

  • 約200名雇用事業

室蘭と小樽の両土木現業所が実施する道路パトロールの運転手や草刈りなどに、合わせて196人を追加採用、10日から募集を始める。

  • 学校に臨床心理士

被災した児童生徒が通う小中高校に臨床心理士を派遣し、不安や悩みの解消に当たる「心のケア活動」を、10日から初めて実施する。 「心のケア活動」は、胆振管内豊浦町などで授業を受けている同管内虻田町などの小中高校の児童・生徒を訪問、不安や悩みを聞き、解消のため指導を行う。

  • とうや湖幼稚園仮園舎開設

とうや湖幼稚園は、今まで移動幼稚園を行なってきましたが、11日 (予定)をもって終了し、これ以降仮園舎でその活動を行う。

  入 園 式  5月20日(予定)

  仮 園 舎  伊達市網代町6−2同朋会館(電話0142−25−1367)

  • 災害見舞金

有珠山噴火で一時帰宅が実現していない避難住民に、胆振管内虻田町が分配する災害見舞金(見舞金は一世帯当たり二万円と、家族一人につき二万円)支払いが、10日で終了。しかし、住民登録をしていながら、申請や連絡のない世帯が10日現在、約180世帯もある。親せきを頼って遠方へ避難するなど、行き先が分からず、町から連絡できないケースが大半。 対象は同町洞爺湖温泉町のほぼ全域と泉地区の一部の住民で、居住が証明できれば住民登録していなくても支給する。同町福祉健康課は「身分を証明できる書類などがなくて、申請したくてもできないのかもしれない。連絡さえ受ければ、適切な措置を取れるよう工夫したい」としている。問い合わせは同町役場(電話0142・76・2121)へ。

  • 仮設住宅通知作業開始〜虻田町

入居の続きが10日からはじまる。入居ができたのは虻田町清水地区と豊浦町に完成した162戸の仮設住宅で、手続きを済ませた住民は早速、新しい部屋を訪れ間取りなどを確認。道や虻田町では用地が取得でき次第、さらにおよそ1000戸の仮設住宅を建設する予定。

  • 対策本部移転

現在、国土庁などの関係省庁やJRなど23の機関、およそ150人が業務に当たっている、有珠山災害対策本部@伊達市役所内は、火山活動の長期化に備えて、8日午後、伊達市内に新たに設けた新・対策本部に、すべての機能を移すことに。

  • 洞爺湖汽船再開

洞爺湖汽船は、洞爺村桟橋から大島を経由する50分コースで、午前9時から午後4時まで1時間に1便の割合で運航します。天気のよい日は温泉街を望めることが可能。虻田町民の方は、証明するものを提示すると無料で乗船可。

  • 「FMレイクトピア」開局〜76.1MHz

虻田町は虻田町臨時災害FM「FMレイクトピア」を開局しました。周波数は76.1 出力100W コミュニティFMよりはるかに強く、地理的条件を考えても、噴火湾一帯に届くのではないかと思われます。皆さんの知りたい情報、知らせたい情報をどんどんリクエストしてください。電話 0142-76-3460FAX 0142-76-1415です。

  • 有珠山スマイル・アピール

長万部町の避難所では、ボランティアの有珠山の噴火で避難生活をしている人たちに対し、本やおもちゃなどの娯楽品を贈ろうという支援の呼びかけが行われている。この支援の呼びかけは、「有珠山スマイル・アピール」と名付けられ、本やおもちゃ、ゲームなどを避難住民に贈ろうというもの。呼びかけ人は、札幌市内で翻訳などを行っているアマンダ・ハーロウさんで、「避難されている方々の、ストレス解消に少しでも役立ちたい」と話している。娯楽品は、札幌国際プラザ3階のコミュニティーサロンで、今週の金曜日まで受け付け。

  • 道道全面開通へ

室蘭土木現業所は10日、落石対策工事のため片側通行となっていた同管内壮瞥町の道道・洞爺湖登別線の約600mを、11日午後六時に全面開通させることを決めた。

  • 北海道エアシステム(HAC)が、臨時便

 8日よりエンジン不具合で欠航しておりました北海道エアシステム(HAC)ですが、本10日に修理が終了しまして、11日より通常運航に戻ります。

また、10日より12日まで、函館−新千歳間に臨時便を飛ばせておりますが、こちらも飛んでおります。

〜平成12年5月10〜12日新千歳−函館線1往復運航〜

 自然災害による旅客需要のため、平成12年5月10〜12日の3日間、新千歳−函館線を一往復、臨時便を運航。

臨時便運航ダイヤ

《新千歳→函館》 《函館→新千歳》

便名 発 着 便名 発 着

6001便  16:40 17:20 6002便  17:40 18:20 

【参考】

5月の運航ダイヤ

《新千歳→函館》 《函館→新千歳》

便名 発 着 便名 発 着

6201便  08:00 08:40 6204便  15:50 16:30

6203便  09:10 09:50 6206便  18:10 18:50

  • 道路通行止通行禁止規制区間  平成12年5月8日 午後14時00分現在

道央道  伊達IC〜豊浦IC

国道37号

通常時は下記の通り

虻田町字旭町9〜伊達市有珠101

   18:00〜翌日7:00の間、通行止め(時間規制)

国道230号  

虻田町字月浦(道道洞爺湖虻田線交点)〜虻田町字入江38

道道 洞爺湖登別線  虻田町字洞爺湖温泉144〜壮瞥町字壮瞥温泉68

落石のため不通になっている胆振管内壮瞥町の道道洞爺湖登別線(洞爺公園洞爺線交点―国道453号間)の600mの通行止めを、5月1日に解除する予定。当面は片側通行。

※ 上記のほか、今後の気象状況により、周辺の道路に通行止めなどの規制がかかることがあります。現場警察官の指示に従ってください。

国道37号の通行は控えて!

伊達方面と豊浦・長万部方面をつなぐ国道37号の虻田町入江地区付近は 火口に近く、噴火に巻き込まれる危険性があります。不必要な通行は避け ましょう。

洞爺湖畔は狭い道道です!

洞爺湖畔を一周する道道はかなり狭く、カーブの多い道です。夜間通行止めの37号の迂回路に使用できるほど広くはありません。夜間迂回・噴火見物の為の通行は止めましょう。

  • JR

函館〜札幌間と東室蘭〜札幌間に、臨時特急を毎日26本運行。

長万部〜洞爺間(4往復)

長万部〜豊浦間(1往復)

東室蘭〜長和間(5往復)

東室蘭〜伊達紋別間(2往復)で臨時普通列車を運転 

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  • 善光寺の桜

有珠山の麓にある桜の名所・善光寺(ぜんこうじ)でも境内の桜がつぼみを開き始めています。5日ごろから少しづつ咲き始め、樹齢190年のエゾヤマザクラが岩の間からのびる善光寺名物「石割り桜」もすでに「5分咲き」となっています。この地域は避難指示は解除されていますが、有珠山噴火の影響で、今年は例年ほど花見客は見られないということ。善光寺の桜は来週末ごろが見ごろになるということ。

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