Created on Sat, May. 6, 2000 and last modified on Sat,06-May-2000 02:00pm

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  • 5日の有珠山

有珠山では、活発な噴火活動が断続的に続いており、火山性微動が引き続き観測されている。遠望観測によると、5日21時30分以降の噴煙の高さの最高は、金比羅山西側山麓では、1000メートル(22時31分)で、西山西麓では、900メートル(23時00分)。

  • 洞爺湖の一部を避難指示区域に

有珠山噴火非常災害現地合同対策本部は洞爺湖の湖面の一部を災害対策基本法に基づく「避難指示区域」に設定し5日午前9時から実施すると発表。設定された避難指示区域は、壮瞥町壮瞥温泉の四十三橋から虻田町月浦の国道230号と道道洞爺湖虻田線の交点までの湖畔両端と、洞爺湖に浮かぶ弁天島を結ぶ湖面が範囲。湖畔2・1キロ、月浦―弁天島3キロ、壮瞥―弁天島2・5キロの三角域とし、周知のために陸上部にポールと赤旗、看板、湖上に浮き玉を設置する。

  • 現況報告会開催〜本日午後6時

6日午後6時から、火山噴火予知連絡会有珠山部会長の岡田弘北大教授と同部会の宇井忠英北大教授を、壮瞥町公民館に招き、避難指示などの措置に理解をいただくための、住民を対象にした初の火山活動の現況報告会を開催予定。

  • 仮設住宅入居開始

有珠山噴火の避難住民のための仮設住宅八十四戸が完成、5日、入居が始まった。道は有珠山周辺に当面、計440戸の仮設住宅を建設する予定で、連休明けからは壮瞥町以外でも入居が本格化の予定。 仮設住宅には既に冷蔵庫などの生活に必要なものは備えられており、家賃は2年間無料。

避難所閉鎖〜壮瞥町2カ所

壮瞥町ではけさ、2つの避難所が閉鎖された。6日現在、壮瞥町内の避難所で生活を続ける住民は33世帯53人に。

  • こいのぼりを書こう!

避難所に全国から集まったスタッフ(噴火湾パソコンお助け隊)が訪問し、子供たちが画用紙やコンピュータで描いたこいのぼりを、その場でホームページ化。みんなも参加しましょう!

臨時災害FM「FMレイクトピア」開局(予定)

虻田町は5月8日、虻田町臨時災害FM「FMレイクトピア」を開局します。すでにスタジオや送信所の工事がNHKの協力ですすめられ、5月5日から試験電波、5月8日に開局の予定。周波数は76.1 出力100W コミュニティFMよりはるかに強く、地理的条件を考えても、噴火湾一帯に届くのではないかと思われます。

  • 有珠山スマイル・アピール

長万部町の避難所では、ボランティアの有珠山の噴火で避難生活をしている人たちに対し、本やおもちゃなどの娯楽品を贈ろうという支援の呼びかけが行われている。この支援の呼びかけは、「有珠山スマイル・アピール」と名付けられ、本やおもちゃ、ゲームなどを避難住民に贈ろうというもの。呼びかけ人は、札幌市内で翻訳などを行っているアマンダ・ハーロウさんで、「避難されている方々の、ストレス解消に少しでも役立ちたい」と話している。娯楽品は、札幌国際プラザ3階のコミュニティーサロンで、来週の金曜日まで受け付け。

  • GW中は一時帰宅無し

胆振管内虻田町の長崎良夫町長は27日、虻田町臨時役場で記者会見し、GW中の5月3―7日は一時帰宅を実施しないことを表明。国道37号の混雑が予想され、非常時の住民避難に支障が生じる恐れがあるため。また、同町長は「興味本位で来る『見物』は差し控えるように呼び掛けたい」と話した。

  • R453大滝村昭園の通行止めが解除

R453大滝村昭園の通行止めが解除になりました。これにより、札幌方面から伊達

市に入る場合、大滝村経由で入ることができます。

  • 北海道エアシステム(HAC)が、臨時便

〜平成12年5月10〜12日新千歳−函館線1往復運航〜

 自然災害による旅客需要のため、平成12年5月10〜12日の3日間、新千歳−函館線を一往復、臨時便を運航。

臨時便運航ダイヤ

《新千歳→函館》 《函館→新千歳》

便名 発 着 便名 発 着

6001便  16:40 17:20 6002便  17:40 18:20 

【参考】

5月の運航ダイヤ

《新千歳→函館》 《函館→新千歳》

便名 発 着 便名 発 着

6201便  08:00 08:40 6204便  15:50 16:30

6203便  09:10 09:50 6206便  18:10 18:50

  • 道路通行止通行禁止規制区間  平成12年5月4日 午後15時00分現在

道央道  伊達IC〜豊浦IC

国道37号

通常時は下記の通り

虻田町字旭町9〜伊達市有珠101

   18:00〜翌日7:00の間、通行止め(時間規制)

国道230号  

虻田町字月浦(道道洞爺湖虻田線交点)〜虻田町字入江38

道道 洞爺湖登別線  虻田町字洞爺湖温泉144〜壮瞥町字壮瞥温泉68

落石のため不通になっている胆振管内壮瞥町の道道洞爺湖登別線(洞爺公園洞爺線交点―国道453号間)の600mの通行止めを、5月1日に解除する予定。当面は片側通行。

※ 上記のほか、今後の気象状況により、周辺の道路に通行止めなどの規制がかかることがあります。現場警察官の指示に従ってください。

国道37号の通行は控えて!

伊達方面と豊浦・長万部方面をつなぐ国道37号の虻田町入江地区付近は 火口に近く、噴火に巻き込まれる危険性があります。不必要な通行は避け ましょう。

洞爺湖畔は狭い道道です!

洞爺湖畔を一周する道道はかなり狭く、カーブの多い道です。夜間通行止めの37号の迂回路に使用できるほど広くはありません。夜間迂回・噴火見物の為の通行は止めましょう。

  • JR

函館〜札幌間と東室蘭〜札幌間に、臨時特急を毎日26本運行。

長万部〜洞爺間(4往復)

長万部〜豊浦間(1往復)

東室蘭〜長和間(5往復)

東室蘭〜伊達紋別間(2往復)で臨時普通列車を運転 

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  • 対策本部移転

国や道などの対策本部が長引く噴火活動を考えて、すでに先月30日に完成している伊達市松ヶ枝町のプレハブの庁舎3棟に5月9日に移転することに。ここに国や道の担当者およそ260人が入る予定。引越しは8日夜に行われ9日の朝から、新しい対策本部での業務がスタート。

  • 観測態勢強化

気象庁は6日までに、有珠山の観測態勢を強化するため、4億1000万円を投入し、新たに地震計、衛星利用測位システム(GPS)、雨量計、望遠カメラなど六種類の観測機器36機を有珠山周辺に設置した。

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