Created on Tur, Apr. 13, 2000 and last modified on Tur,13-Apr-2000 14:55pm
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現状の観測データではが、「北西山ろくへのマグマの供給が依然として継続している」と分析、噴火活動は北西山ろくに限られた地域で長期化するとの見通し。山頂部の大規模噴火に移行することを示す現象は見られない。ただ、予知連はマグマ活動のエネルギーそのものは変わっていないとみており、噴火の終息宣言が出たわけではない。
1)当面はこのまま弱いマグマ水蒸気爆発が続く 2)溶岩ドームの形成過程で、火砕サージなどを伴う新たな噴火活動の危険性もあるが予測はできる 3)そうした予測のためには今まで以上の観測態勢の整備が必要。
新たな噴火の予兆があるとすれば、「数日間は続くのではないか」と述べ、避難の一時的な解除に。
現在は噴火活動が落ち着いた状態にあるとの見方と同時に「既に溶岩ドームの形成初期に入っている。マグマと地下水との関係が変化した場合には、やや大きな爆発が発生し火砕サージを伴う可能性がある」との危険性も指摘。
今後の焦点は、予知連が安全宣言、終息宣言を出すタイミング。二つの火口群の間の一帯は現在、1日当たり1mもの隆起が続き、地中のマグマが地表に出ようとするエネルギーがなお強い。「現在は、火山活動の初期段階」としており、マグマの活動はこれからが本番との見方も。
有珠山周辺は曇りで一時雨か雪の予報。泥流と土石流に注意が必要。
新統一見解を受けてふもとの伊達市と壮瞥町、それに虻田市は住民に対する避難の指示をあすから一部解除することを決定。また壮瞥町は避難の対象になっていた三つの地区のうち「昭和新山地区」と「壮瞥温泉地区の一部」についてあすの午前九時で避難の指示を解除することを決定。また虻田町は「月浦地区」と「本町地区の一部」などの避難の指示をあすの正午で解除することに。これによって避難を続けている人のうち二千九世帯、四千七百五十六人が自宅に戻れることに。
『有珠山被災地にインターネットで“こいのぼり”を送ろう!』という企画がスタート。コンピュータを使って、こいのぼりの絵を、送って下さい。中学生以下のこどもを主な対象としていますが、おとなの方も参加可。くわしいことは、 http://www.usuzan.net/usukoi.html を!
虻田漁協と有珠漁協は13日朝、約2週間ぶりにホタテの養殖作業を再開した。
・「国道453」午前9時から全面開通 ・道道「洞爺湖公園線」「上長和萩原線」開通、13日午前9時から通行可能。 ・「国道37」も昼間のみ通行可。同日正午から日中の通行が可能となり、午後4時から翌午前9時までの夜間のみ、伊達市有珠町101―虻田町旭町9番地先間が通行止め。 詳しくは<北海道警察 有珠山噴火に伴う交通規制による迂回路線>を。 引き続き通行が規制されるのは、道央自動車の豊浦―伊達間、国道230号の虻田町入江38番地先―洞爺村香川41番地先間、洞爺村を周遊する道道4路線。このうち、岩内―洞爺線は土曜、日曜、休日に規制される。
JR北海道は13日、運行を見合わせているJR室蘭線の不通区間(伊達市、虻田町で、避難指示が解除された地域に限って)で線路などを点検し、異常がなければ14日にも普通列車の運行区間を一部延長する。 線路や信号機などに異常が認められず、運行に支障がない場合、現在の運行区間、東室蘭―伊達紋別を東室蘭―長和に、長万部―豊浦を長万部―洞爺に、それぞれ延長する予定。 今回は、避難指示が解除されていない洞爺駅から虻田町と伊達市の境界までの間については点検しない。今後、虻田町の一時帰宅実施などの推移を見ながら、残り区間の点検と補修作業などを行う。 |
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