Created on Tue, Apr. 11, 2000 and last modified on Tue,11-Apr-2000 03:35am

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4/11

  • 噴火予測修正

気象庁は、「近く爆発的噴火の恐れ」があるとの見通しを修正し、「いまのような水蒸気爆発が長期的に続く」という可能性を含めた、新たな見通しの検討を始める。気象庁の小宮学・火山課長も10日夜の記者会見で、「12日をめどに、新しい見解を文章でまとめる方向。内容は議論している最中だ」と述べた。

  • 噴煙

10日の有珠山は、引き続き「西山」と「金比羅山」に出来た複数の火口から噴煙をあげています。これは、地下のマグマが地下水に触れて爆発を繰り返しているもので、ここ数日の有珠山はマグマの上昇と地下水の供給の「バランスの取れた状態」が続いている。ただ、岡田教授は「今の小噴火が継続するバランス状態は必ず崩れる」と述べ、依然として大噴火の危険があることを強調。

  • 泥流

建設省によると、虻田町洞爺湖温泉地区では、金比羅山火口から流出した熱泥流のため、流路にかかる二つの橋が流された。有珠山周辺では今夜からあす朝にかけて50ミリから80ミリの雨が予想されています。気象台では、洞爺湖温泉街に流れ出ている「泥流」が、さらに規模の広がる恐れもあるとして警戒を呼びかけています。

  • 降灰量

有珠山が3月31日に噴火した際の降灰量は約75000tに上ることが、通産省の地質調査所や北大などの合同観測班の調べで分かった。 同班が噴火後に火口から4〜30kmの地点20カ所で降灰を採取し、1cm2当たりの重さから算出した。灰が採取できなかった火口付近のたい積物を加えると、20万tから100万t程度になると推定される。 1998年10月の駒ケ岳の水蒸気爆発では、火口付近のたい積物を含めても約5万tで、今回の有珠山の噴火は比較的規模が大きかったことが裏付けられた。

  • 隆起

二つの火口群間の胆振管内虻田町泉地区の測定点が、遠距離からの地表観測で5日以降、5日間で約7m隆起していたことがわかった。一方で、拡大が懸念されていた地割れ群については、地割れ自体は増加を続けているものの、発生場所はこれまでに見つかった地域内にとどまっている。

  • 一時帰宅

有珠山噴火に伴い避難指示を出している有珠地区の1023世帯2321人の一時帰宅を12日にも開始することを決めた。対象数が多いため、11日から希望者を募り、順次帰宅させる。 長和地区の帰宅時間は7時間だったが、有珠地区は未定。胆振管内虻田町も10日、同町本町の一時帰宅を検討していることを明らかにした。

  • 天候〜注意報

03:35胆振西部に以下の注意報発令中。大雨・強風・融雪・洪水・波浪・濃霧・雪崩注意報。

  • 通学バス?

有珠山噴火でJR室蘭線の伊達紋別―豊浦間が不通になっているのに伴い、道教委は室蘭市内の公立高に通う生徒向けの臨時の通学バスを、運行。バスは午前5時30分、JR豊浦駅前を出発、同7時20分ごろJR東室蘭駅前に到着。豊浦に向かう帰宅用の通学バスは、午後4時30分に東室蘭駅発で運行。

  • 函館札幌都市間バス

札幌函館間の『オーシャンドリーム号』『オーロラ号』については60〜90分遅れで運航中。

  • 普通列車時刻変更

4/10より、東室蘭−伊達紋別間の普通列車の増発と、一部列車の時刻変更が行われます。

<<東室蘭-伊達紋別>>

[増発]東室蘭 6:23→伊達紋別 6:53//東室蘭20:10→伊達紋別20:39//伊達紋別 7:04→東室蘭 7:33//伊達紋別20:49→東室蘭21:19

[時刻変更]東室蘭 7:20→伊達紋別 7:49(4/9までは 東室蘭 7:20→伊達紋別 7:48)//東室蘭13:52→伊達紋別14:21(4/9までは 東室蘭13:46→伊達紋別14:15)

<<豊浦-長万部>>

[時刻変更]豊浦 9:55→長万部10:36(4/9までは 豊浦 9:55→長万部10:35)#静狩以降、1分繰り下げになります。

  • 航空関連

エアドゥは、避難住民を対象に札幌ー東京間で片道一便に限り航空料金を無料にする。4月10日から6月30日まで1便10席を用意。

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