11月9日 清水地区新築公営住宅入居開始
月浦、珍小島、高砂地区も12月中旬

立ち入り禁止区域202世帯住民年内に避難所生活解消へ

2000年11月9日付有珠山MLからの転載

洞爺湖温泉・渕瀬です。

> どうやら仮設住宅生活をされている方向けの町営団地が完成し、
>本日から入居開始になったそうですね。
>断片的にしかきいてないので、詳しいことは分かりませんが・・・

本日から入居が開始されたのは、清水地区に建設された公営住宅で、
私も4軒ほど引越しの打合せで行っていました。
噴火湾が一望できる小高い所に建ち、南向きの窓からは暖かい陽が
さし、全室バリアフリーの住宅で明るく、比較的ゆったりと出来ていました。
残念ながらカメラを持って行ってなかったので画像をお届けできませんが
今日は2軒ほど引越ししていました。
虻田町の市街地からは徒歩で20〜25分と少し遠く、買い物、通院などに
多少不便ですが、仮設よりは”まし”と、下見に来た人達は一様に笑顔で
満足そうでした。
残る高砂、月浦、珍小島(洞爺湖温泉)地区なども12月中には入居可能となり
最も被害の大きかった立ち入り禁止区域の202世帯の公営住宅、
民間アパートに住んでいた人達はなんとか新築の住宅で、新しい年を
迎えることが出来そうです。

>着実な復興への道のり、か?

そうですね・・・現在いたる所で砂防、治山工事、道路、上下水道などの工事が
行われ、また、噴火後閉店を余儀なくされた空き店舗のシャッターに道内在住の
イラストレーターや学生達のボランティアによりペイント・アートが先ほど施され
メインストリートも随分と明るくなりました。
復興に向け行政も民間も、様々な取り組みもなされています。
完全復興までは5年・・10年、いや、それ以上時間がかかるのかも知れません。
問題も山積みですが、1歩ずつ復興に向け歩み始めている洞爺湖温泉です。


      Live and let live
   --修   理   工   房------------------------------
         fuchise@usuzan.net
        fuchise.toya@dream.com