世界一噴火口に近いライブハウス渋谷堂
3月30日のファイナルライブをもって閉鎖


お知らせ

まもなく噴火2周年の3/31を迎え様としています。
今年は非常に暖かい冬で3月の上旬だというのに早くも春を感じ
させる陽気の今日この頃、復興の槌音響く洞爺湖温泉です。
西山火口周辺も今年夏の国立公園化にともない、環境整備など
本格的な復旧工事が12月から始まりました。
渋谷堂周辺も駐車場の町営化に向け、観光客の安全確保の為
国道の歩道拡幅、出入り口部分の改修工事や公衆トイレ新設など
観光シーズンを前に急ピッチで進められています。
渋谷とうさんの斜めになった倉庫(旧ライブハウス)や渋谷堂は
いずれも全壊家屋の認定を受けていることもあり、公園の環境美化
の面から取り壊してほしいとの町からの要請がありました。
噴火遺構物として残す事も一つの案ではありますが、管理安全上の
問題を考え、まずは倉庫の取り壊しは決定したようです。
渋谷堂についても近いうちに何らかの対応を迫られています。
昨年の3月31日にオープン以来、地元を中心に数々のアマチュア
バンドに愛され、ようやく市民権を得る事も出来た渋谷堂ですが
この1年で回りの環境が急速に変化する中、その活動を継続する
事が困難な状況になり、オープンから1年を区切る今月の30日の
ファイナルLIVEを最後に閉鎖する事となりました。
非常に残念ではありますが、オープン以来ご支援下さいました皆様に
心から感謝いたしますと共に何より”町の若者の為”と、渋谷堂を
無料で提供してくれた渋谷さんには心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
30日のLIVEは今まで出演した全てのバンドに声をかけ、最後を
楽しく締めくくりたいと思います。お時間のある方は是非お越し下さい。

            2002年3月1日  渋谷堂管理人  渕瀬 靖寛