資料3:「有珠山噴火災害支援委員会・ひょうご」

 有珠山噴火災害支援委員会・ひょうごについて

 この度の有珠山噴火災害で、有珠山周辺の人々は甚大な被害を受け、長期化に伴い
不自由な生活を余儀なくされています。正式に噴火活動の終息宣言が出されるまでは
様々な問題を抱えることになり、その対応策も整備されなくてはなりません。また長
期化に伴う被災地への総合的救済として制度整備や新しい救済制度などの設置も行わ
なければなりません。雲仙普賢岳災害後になされた90項目の救済事業には随分今回の
有珠山噴火災害にも該当できるものが多々あります。
 一方今回は災害ボランティア活動基盤の整備などの問題も議論されており、雲仙普
賢岳の経験はもちろん、阪神・淡路大震災及び各地水害被災地での経験を生かした災
害被災地への支援のあり方なども随時提案あるいは実施する必要があると思われま
す。
 これらの過去の事例や経験を整理し、災害後の「くらしの再建」と「ボランティア
活動の在り方」等について提言・提案をする委員会として「有珠山噴火災害支援委員
会・ひょうご」(略称「有珠−ひょうご」)が4月29日設立されました。

●「有珠−ひょうご」の活動内容
 1.雲仙普賢岳災害後に適用された様々な救済事業や、阪神・淡路大震災で実施さ
れた支援事業などをさらに発展させて、適切なタイミングで今回の有珠山噴火災害の
被災地救済にも適用されるべく必要な提言・提案をする。
 2.被災現地・道内・及び全国の有珠山支援の活動と連携し、広く募金活動を呼び
かける。
 3.その他、必要と思われる活動は行う。

●現在の構成団体(5月15日現在)は以下の通りです。(22団体、順不同)
都市生活地域復興センター、神戸YMCA、コープこうべ、阪神・淡路大震災被災地
NGO恊働センター、騎兵隊(山口県)、(有)エイディアイ災害救援研究所、震災を生き
る宗教者の集い、(特)島原ボランティア協議会、震災がつなぐ全国ネットワーク、ト
ルコ北西部地震緊急救援委員会、那須町水害ボランティアセンター、くれ災害ボラン
ティアセンター・大きな和、ハートネットふくしま、高知水害協働ボランティアセン
ター、神戸学生青年センター、(特)ブレーンヒュ−マニティ、アートエイド・神戸、
レスキューストックヤード名古屋、北海道ボランティア・サポートセンター、奥尻町
ボランティアセンター、震災から学ぶボランティアネットの会、ガーディアン・エン
ジェルス

●共同代表 芹田 健太郎(市民とNGOの「防災」国際フォーラム実行委員長)(神戸大
教授)
             竹本 成徳(コープこうべ理事長)
             村井 雅清(被災地NGO恊働センター代表)
      山口 徹  (神戸YMCA総主事)

●事務局
  被災地NGO恊働センター  神戸市兵庫区中道通2-1-10(〒652-0801)
  TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
e-mail:ngo@pure.co.jp hp:http://www.pure.co.jp/~ngo