宮里 かおり@沖縄

「3/28からの記憶〜明日はわが身!〜」

「本当に大噴火したら、冨田は破産するかもしれないから、そのときには米とか芋とか、豆とかちょうだいねー」

隊長が管理してる農家のml「元気ネット」で流れたはじめての弱気な発言。3/28にこのメールを読んだとき、まさか!まさか!こんなことってと、思わずモニターの前で涙ぐんでしまった。まだ噴火の前、隊長が避難する前のことです。

いつも「おまーらーーー!!!!」と怒鳴り、強気な発言で大ぼら吹いてたのに・・・「破産するかも」なんて言葉が飛び出すなんて!
そういいながら、同日福島の農家のHさんから卵「こんぎょく君」をせしめていた。カウンター「7474」ゲットなんて言いながら。(笑)とはいえ、噴火初期の頃は不眠不休で避難所を駆け回り、いつぶっ倒れるかと言った状況、あの卵はいい活力になったことでせう。
あれからもう6ヶ月、最近ではめっきり有珠関連のニュースは少なく、多分私、隊長と知り合えなかったら今ごろ有珠山噴火なんて忘れちゃってるでしょう。

実は私ml補足当初参加する自信がなくて、最近ロムをはじめた。きっかけは三宅島の雄山の噴火。本家の有珠山ネットをロムしなくっちゃと慌てて登録。現在にいたってます。
はじめからずっと有珠山ネットHPをずっとモニターしてました。沖縄にいても、いつでもしかも現地の生の声をリアルタイムでしかもどこよりも早く知ることが出来た。これはなんだか不思議な体験でした。テレビなどのメディアを通して見る情報とはちょっと違う。なんと表現したらいいか、今でも思いつかない。あえて言うなら、自分がそこに(有珠)にいるような感じと言ったらいいのかいまだに不思議な気持ちです。

実際に現地で体験することと比べて、はるかにもっと引いた目で見ているんですけどテレビで見る映像よりははるかに身近に感じるものでした。そう身近に感じたのも、有珠山ネットスタッフの皆さんが被災地を走り回り、また寝る間を惜しんでHPを更新し、新しい情報を発信しつづけたからです。毎日PCの前に座ると、有珠山ネットのHPを見るのが日課になっていた。引き込まれる何かがあのHPにはあったんだよな。

今年は、有珠山噴火に始まって災害が目白押し。どこもかしこも災害だらけ。私の住む沖縄も今年は台風今までと比べて多かった。有珠山ネットで活躍された皆さん、また有珠山が噴火したことで災害について考えることになった。私はバカ犬1匹飼っていて、どうしてもペットのことが気になってしまう。災害が起きてからさあどーしよーなんて騒いでもねしょうがねーもんねー。「明日はわが身」そう思えるようになったのも有珠山ネットのおかげ。有珠山ネットスタッフの皆さんありがとう。有珠山に感謝です。